こんばんバス!リンクです! 4月も早いもので下旬に突入しましたね。 私の青春です。 それでは早速行ってみましょう! Title: THUMPχ Tracks: all songs arranged by ak.homma, ポルノグラフィティ オリコン週間ランキング初登場: 1位(最高位) 読みは「サンプ・サンプ・サンプ」。THUMPは心臓の音を表す英語です。 このアルバムを引っ提げて、ポルノ史上最長のツアー"SWITCH"を2005年5月から12月にかけて開催しました。 1曲目から「作詞:岡野昭仁 作曲:新藤晴一」という新しい組み合わせの作品が収録されています。 曲は晴一らしく、サビに行きそうで行かない、サビがありそうでない感じの、でもそれが心地いい感じです。洋楽っぽいですね。 個人的には2番の 夢を大いに語るのは素敵なことだと思うわよ
ロマンは男に必要ね のところが好きですね。 歌詞もさることながら、昭仁の歌い方が非常にクセになります。 SWITCHツアー以外ではほとんど披露されてないと思うので、ライブで聴いてみたい1曲でもあります。 これは2005年3月2日リリースの17thシングル「ネオメロドラマティック/ROLL」の1曲です。 こちらの作品については、シングルレビューの記事をご覧ください! メロとサビで静と動が入れ替わる、哀愁漂うロックナンバーです。 アンチテーゼの奪い合いに負けても になっていました。このバージョンはPURPLE'SのDVDで聴くことができます。 アルバム収録の際は 憧れには近づけてはないけど になっています。 ライブで披露する際は、1番Aメロの「ここは東京」をその日の地名に置き換えるのがおなじみです。 この曲は、「THUMPχ」の中でもいち早く公開された曲だったので、個人的にはこのアルバムを象徴する曲のような印象があります。 私も2005年の4月は高校に入学して新しい生活が始まるタイミングで、期待と不安、いやほとんど不安だけの状態で毎日を過ごしていたので、その当時の気持ちとも重なる部分があります。 こういう曲を入れてくるところがすごくポルノグラフィティらしいなと思います。 最初から最後まですごくポルノらしいなと思います。 日常の幸せを噛み締める系の歌はいくつかありますが、この曲はその中でもかなり特殊な曲じゃないでしょうか。 デビュー5周年とともにメンバーが30歳になり、その節目の曲として制作されたシングルです。 そこら辺はまたシングルレビューの際に考えることにしましょう。 これまたディープな曲が続きますね。 この曲は戦争や世界平和みたいなものがテーマだということですが、かなり抽象的に表現されているので、理解するにはしっかり読み込む必要がありそうです。 ただ、何か具体的なメッセージを投げかけるというよりかは、問題提起して、聴いた後に我々に何かしらを考えてもらうための曲なのではないかと思っています。 ダブルフェイスシングル「ネオメロドラマティック/ROLL」に収録されている表題曲の1つです。 2人体制でのリスタートを切ったポルノの始まりの曲です。 こちらはシングルレビューの際に語ることにしたいと思います。 「THUMPχ」の中で1番聴いた曲と言っても過言ではないでしょう。 こんな名曲を作ってくれて、本間先生、晴一先生、本当にありがとうございます。という気持ちでいっぱいです。 恋に臆病すぎて、夢の中でも好きな人に近づくことができない主人公の気持ちを、明るくポップなサウンドに乗せて昭仁が歌ったらそら名曲にならないわけがない! 特にこの曲は本当に歌詞がいい。 大好きだから踏み出せない 大好きだから臆病になる というフレーズに、全国の恋するうさぎちゃんが首の骨が折れるほど大きく頷いたわけですが、そのレベルの、共感しかできないフレーズが「ドリーマー」には散りばめられています。 一番好きなところは 本当の君とすれ違うたび 勝手に想ってごめんなさいと思う ですね。 決して口にはしないし、悟られもしない、ただ自分の中で密かに想っているだけの臆病な恋を繰り返してきた全国のドリーマーにぶっ刺さる歌詞だったと思います。 先日の"続・ポルノグラフィティ"ツアーで披露されたときは感激しましたね。 一瞬で、青春時代に引き戻されました。 Shine on the beachとひっかけたシャレですね。「邪険にしないで」と同じ要領です。 仕事に追われ、南の島に行きたいなと現実逃避する会社員の歌です。 「Hard Days, Holy Night」の社会人1年目の彼が、2年経って仕事にもそこそこ慣れて忙しい日々を送っているのかもしれないなとか。 この曲を初めて聴いたとき、僕はまだ高校生だったので、溜まった仕事を片付けて南の島に行きたい気持ちはあまりわかりませんでした。 現実逃避したい時に聞きたい1曲ですね。 ダブルフェイスシングル「ネオメロドラマティック/ROLL」のカップリングにライヴバージョンが収録されていました。 ロッカーであるポルノグラフィティが、ロッカーについて歌うという若干メタな内容の曲になっています。 やはり印象的だったのは2019年の東京ドームですかね。 かつてロックが発明された時代 という部分が特に好きです。 僕らはポルノグラフィティというロックバンドの「魂の叫び」を今も聞けているし、ポルノグラフィティがまだ闘ってくれていることが本当にありがたいことだなと思います。 この曲は本間さんらしさ全開のポルノグラフィティですね。 このアルバムの中でも独特な雰囲気を放っていますね。歌詞もメロディも妖しい感じがして好きです。 ただ、「数多幾千」という言葉が出てくるのですが、これってあまり聞かない表現ですよね。 「幾千」も「数多」も一つの単語として存在するのですが、組み合わせた「数多幾千」はあまり聴いたことがないです。 高校生の頃の僕はそもそも「数多」という言葉すら知りませんでしたけどね。 そして、歌詞カードを見ずに聴いていたときは「数多」が「あなた」に聞こえていたのでなおさら意味が分かりませんでした(笑 晴一らしいですね。 歌詞もいいんですよ。 足したり引いたり 今いくつだろ ってとこが一番好きですかね。 生演奏で、アコースティックな感じで聴いてみたい曲ですね。 アルバムの最後にゴリゴリのロックナンバーを持ってくるのはポルノにしては珍しいですね。 30歳になってもまだまだ突き進むぜ!という決意表明的な曲ですね。 30歳になったとはいえ30なんてのはまだまだ若いですから、まだまだこれからだぞ!という勢いを感じます。 あれから17年が経ちますが、彼らも僕らもまだまだ答えを探す旅の途中にいるんだろうなと思いますし、ずっとその旅が続いてほしいなと願うばかりでね。 「THUMPχ」は僕の青春です。 2005年頃の昭仁はおそらく喉の調子があまり良くなかったので、基本的にキー低めな歌いやすい曲が多い印象ですね。 ファンでない人からは、褒め言葉的に、「ボーカルの人声変わらないね」と言われますが、全然変わってますからね。 これからもこの歌声を聴き続けられることを願いつつ、また次のレビューを書いていきたいと思います! 今回も読んでいただきありがとうございました! お楽しみに!!!
5th album「THUMPχ」リリース後に行われたツアーの武道館ファイナルはこちら!はじめに
新生活が始まって3週間、そんなタイミングでリリースされたアルバムを今日は紹介します。「THUMPχ」作品情報
Release date: 2005/4/20
Price: ¥3,204(tax in)
1. Ouch!
作詞:岡野昭仁 作曲:新藤晴一
2. ネオメロドラマティック
作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma
3. 東京ランドスケープ
作詞:岡野昭仁 作曲:ak.homma
4. We Love Us
作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁
5. 黄昏ロマンス
作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一
6. Twilight, トワイライト
作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁
7. ROLL
作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁
8. シスター
作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma
9. ドリーマー
作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma
10. 社員 on the beach
作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一
11. プッシュプレイ
作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一
12. うたかた
作詞:岡野昭仁 作曲:ak.homma
13. 何度も
作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一
14. Let'S go to the answer
作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁
累計売上枚数:41.7万枚作品概要
Tama脱退後、2人体制になって初のオリジナルアルバム。
そして、初めてオリコン1位を獲得したアルバムでもあります(ベストアルバム除く)。
累計売り上げは41.7万枚。この頃はまだCDが40万枚も売れていたんですね。
2人になって半年が経ってからのリリースということで、シングル曲も4曲収録されています。これまでなかった「作詞:岡野昭仁 作曲:新藤晴一」という組み合わせでの作品もこのアルバムから収録されるようになりました。
2022年4月現在で、4月にリリースされたアルバムはこの1枚のみです。
ツアーファイナルは日本武道館5DAYSでした。この公演の4日目が私の初参戦ライブです。全曲レビュー
「Ouch!!」
シングルでは「シスター」のカップリング「Human Being」がこの組み合わせでした。
歌詞は女性目線で描かれていて、女心がわからない甲斐性のない男に対する気持ちがストレートに描かれています。
最初のインパクトはあまり強くなかったのですが、何度も聴いているうちに好きになって行った曲だと思います。「ネオメロドラマティック」
微妙にミックスが変わっていてアルバムバージョンだったような。「東京ランドスケープ」
こちらは「プッシュプレイ」と同様に2004年末に開催された"5th Anniversary Special Live PURPLE'S"でいち早く披露されていました。
そのころは多少歌詞が違っていて、2番Aメロが
ただ、ここのメロディにばっちりハマる地名は東京しかない気がするんですよね。
「福岡」、「大阪」みたいな4文字の地名はハマらないですし、「トーキョー」のように「◯ー◯ー」の形になる地名じゃないとしっくりこないですね。
「兵庫(ヒョーゴ)」、「神戸(コーベ)」とかだと割としっくりきますね。どっちも兵庫ですけど。
新しいポルノがここから始まるんだなというか、過去に思いを馳せながらも前に進もうとしている、当時のポルノの決意表明をしているような曲だなと思います。
この曲を聞くと高1の1学期をめちゃくちゃ思い出します。
「We Love Us」
個人的には好きでも嫌いでもないですし、特に思い入れもないのです。
ただ、"SWITCH"ツアーではかなり大事されていた印象があります。
特に好きなのは2番終わりのギターソロですかね。
晴一らしさ全開だと個人的には思っています。「黄昏ロマンス」
リリース当時は、とても大事な曲だと言っていましたね。
30歳を人生の黄昏というには早すぎる気もするのですが、僕自身も20歳までは成長、20歳からは老いだと思っているので、そういう意味では老い初めて10年も経った30代は黄昏かもしれませんね。「Twilight, トワイライト」
このアルバム、夜聴いてたら、「東京ランドスケープ」から「Twilight, トワイライト」までの間にぐっすり眠れる自信があります。
なんとなく終わり方がそういう感じがするんですが、僕はまだまだこの曲について本気出して考えてみることはできていません。
今という時期だからこそ、しっかり考えたいですね。「ROLL」
「シスター」
「ドリーマー」
これは誰でも思ったことがあるんじゃないですか?
ただ、この部分の譜割が変わっていたのは少し意外でした。「社員 on the beach」
晴一はたまに会社員を主人公することがありますが、全部同じ会社員なのかなとか思ってしまいますね。
そして、その後さらに調子に乗って「タネウマライダー」で全社員メールを送っちゃったのかなとか。
でも、目の前の学校生活を投げ出して現実逃避の旅に出たいとは常々思っていたので、この曲にはすごく共感するところがあります。「プッシュプレイ」
スタジオ音源はこのアルバムが初収録です。
晴一が好きそうな、歌詞にもあるとおりスタジアムでやると気持ちよさそうなナンバーになっています。
「プッシュプレイ」に始まり「プッシュプレイ」に終わるという予想外のセットリストでしたが、20周年の節目にふさわしい演出だったと思います。
元々ロックは何かしらに対して思いをぶちまける、型破りな音楽だったわけで。
それが今ではロックという、曖昧ではあるけども、一つの決まり切った音楽のジャンルになってしまった部分もあり。
ロックが発明された時代から図ぶんと時間がたった今では、ロックの定義も変わってきているのかもしれませんね。「うたかた」
こういう曲をやるのがポルノ流のロックなんですよ。ロックなのにイントロからガンガンに二胡の音鳴ってますから。
ギターをジャカジャカかき鳴らすのもロックではありますが、こういう風に色々な音を取り入れて、それこそ型破りな音楽を作っていくのがポルノ流のロックだと思っています。
実際、「数多幾千」でググっても「うたかた」の歌詞が最初に出てくるので、使用例もほとんどないのだと思います。「何度も」
初めて聴いた時、サビがサビだと分かりませんでした。「月明りのシルビア」と同じ要領です。
でも、それこそ何度も聞くうちに好きになりました。
寝る前とかに聞くと最高ですよね。
基本的に最初から最後まで好きなんですが
猫が登場するのも猫好きの私にとってはポイント高いです。「Let's go to the answer」
3人時代のアルバム「ロマンチスト・エゴイスト」〜「WORLDILLIA」までは、最後におとなしめの曲やスローテンポな曲を持ってくるのが定番でした。
こうやって聴いてみると、当時のポルノグラフィティは、5周年を迎えたことや2人になったこと、30歳になったことをかなり重要な節目だと捉えていたことがわかりますね。
それはファンにとってもそうだったのですが、こうやって作品の中にも当時の心境のようなものが現れているのは興味深いですね。おわりに
高校1年生の頃を鮮明に思い出します。このアルバムから元気をもらって、新しい生活を始められた気がします。
2003年くらいから声が変わり始めていましたし、色々と試行錯誤をしていた時期なのかなと思います。
デビュー当時の、割と勢いだけで出している太めの声から比べると、繊細さが増してきていた感じですかね。
こうやってアルバムやシングルを立て続けに聴いていると、昭仁の歌声の移り変わりを改めて感じられて面白いです。
多分ですがデビューしてから10年後くらいまでは毎年声が変わっている印象です。
2011年くらいから安定感が増してきて、2015年くらいからスーパーサイヤ人状態だと思います。
5th album「THUMPχ」【ポルノグラフィティ全作レビュー#18】
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