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49th single「フラワー」【ポルノグラフィティ全作レビュー#58】


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はじめに

こんばんバス!

12月リリース最後の作品です。

「フラワー」作品情報

Title: フラワー
Release date: 18/12/14

Tracks:
1. フラワー
 作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁 編曲:篤志, ポルノグラフィティ  

作品概要

全作「Zombies are standing out」につづいて2作目となる配信限定シングル。
2019年にリリースした「VS」がちょうど50枚目のシングルだったので、そこに向けて枚数の帳尻合わせてきたのかなと言う感じ。
大泉洋主演の映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の主題歌。

全曲レビュー

「フラワー」

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この曲は映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の主題歌ということで、大泉洋が演じる主人公・鹿野靖明の生き方というか、強さや弱さみたいなものがテーマとして根底にありますね。

主人公の鹿野さんは難病を患っていて、そのせいで自由な生活はできないのですが、それでもたくさんのボランティアの方々に協力してもらいながら、なんとか日常を過ごしています。
自分が置かれた境遇を受け止めて、その中でなんとか自分らしく生きる方法を見つけて人生を歩んでいるわけで、それはとても強く生きているように見えます。
それでもやはりどうにもいかないことがあるわけで、思い通りにいかないこともたくさんあるわけで。
そういう自分ではどうしようもない、帰ることのできない困難な状況に出くわした時にきっと弱さを感じるんだと思います。

それは鹿野さんのように難しい病気を患っている人だけでなくても、僕のような平凡に生きている人でもあることだと思うんですよ。
自分だけが乗り越えなければならない境遇と、それなりにうまく付き合っているし、多少は乗り越えようとしたりもするけれども、これだけはどうにもならないじゃんという状況になることもあるわけで。

なぜ自分が自分に生まれたのか、その理由を知ることはできないし、そもそも理由があるとも僕は思わないのですが、生まれてきた以上はその事実を受け止めなければならないんだと思います。
そんでもって、自分の置かれた境遇をいくらかは受け入れて、受け入れられないことは足掻いたりして、どうにもならないことに絶望したりして、そんなことを繰り返しながら、なんとか生きようとしていること自体がすごいことなんだよってことなのかなと。

生きることは簡単じゃないし、この命が明日もあることが当たり前でもなくて、その奇跡の中で生きようとする姿は美しい、ということですかね。
一輪の花なんて、咲く場所も選べないのに、そこに咲いた以上はそこで咲き続けるしかないんだと半ば強制的に覚悟を決めて生きているんですよね。

個人的な思い出を言えば、ちょうど転職活動をしている時期にリリースされたので、面接を受けに行く時の飛行機の中とかでよく聞いてた気がします。
転職活動をしてると、自分には何か価値があるのだろうかと思ったりもするのですが、サビの歌詞がものすごく背中を押してくれるというか、自尊感情を高めてもらえました。

映画も見に行きましたね。映画は結構コメディタッチで描かれていたので、主題歌がバラードというのは非常にギャップがありましたけども。
そこはやはりポルノというか、先方からのオーダーを"あえて"ひっくり返す癖がありますからね。 どういうオーダーがあったかはわかりませんが、このストーリーでこんな落ち着いた曲なんだと思いました。
ただ、最初にも述べたように、主人公の鹿野さんの人生というのを踏まえると、すごくあっているように思います。

こちらも是非ご覧ください。

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おわりに

ということで、今月最後の作品は「フラワー」でした。

……が、実は「君は100%」の記事を書き忘れていたので、今月中に書いて、それを本当の最後としたいと思います。

今月も、というか今年ももう残り少ないけどね!



今のところこのツアーでしか披露されてないのかな?