【JR九州ネット予約】出発までに九州ネットきっぷを受け取れなかった話【払い戻し】
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はじめに
お正月も三が日が終わってしまいましたね。
でも松の内までは正月だと思っていますので、まだまだ正月気分を楽しみましょう。
今回は新年早々、JR九州のネット予約で若干憤りを感じる体験をしましたので皆様に共有します。
ネット予約とは
『ネット予約』とはJR九州が運営するサイトで、九州・山陽新幹線を中心にJR九州・JR西日本の特急列車のきっぷを予約することができます。
個人的には『ネット予約』という列車以外にも使えてしまえそうな、一発でJR九州のサービスだとわからない感じのサイト名がかなりイケてないと思いますがこの機会に覚えてください。
このサイトでは、路線や列車の種類によって色々な割引きっぷが用意されており、早めに予約することでお得にきっぷを購入することができます。
今回私が利用したのは「九州ネットきっぷ」という商品。
乗車当日でも予約できて、駅で買うよりも安い値段で特急券をゲットできます。
しかも私が乗る区間では自由席でも指定席でも値段が変わらないため、私はいつも指定席を予約して特急に乗っています。
博多までの往復はかなり時間がかかるため、特急に乗らないとやってられないのでとても助かります。
ネット予約ではきっぷの受け取りが必要
『ネット予約』を利用するメリットとして掲げられているのが以下の6点。
出典:インターネット予約のご案内 | 駅・きっぷ・列車予約 | JR九州
ネットでいつでも予約できて、お得にきっぷをゲットできて便利だよ!ということを言っています。
基本的には『えきねっと』や『e5489』のようなJR系列のサイトとほとんど変わりませんね。
が、今回ここで注意しなければならないのは、
というところ。 そうです。これはつまり「きっぷを発券しないと乗れないよ」と言っているわけです。
受取可能な場所は「みどりの窓口」 & 「指定席券売機」です。
「みどりの窓口」は近年極端に減っており、大きな駅のみどりの窓口はかなり混雑しているため、ここで受け取るのは非現実的です。
そして「指定席券売機」に関しても、設置台数が限られています。私が特急に乗車するときに利用している駅には1台しかありません。
そもそも設置していない駅の方が多いです。
つまり、「きっぷの受取」が「ラクラク&スムーズ! 」に行くかどうかはかなり運ゲーに近いです!!
そもそも「みどりの窓口」や「指定席券売機」が最寄駅にない人は、前日までにわざわざこれらのどちらかがある駅に行って発券するか、当日余裕を持って早めに到着して受け取るか、どちらかの対応を迫られます。
この点、『えきねっと』や『EX予約』では事前に乗車券・特急券の情報をSuicaやSUGOCAなどのICカードに登録できるのでとても便利です。
当日ICカードを忘れなければ、発券の手間もなくすぐに改札を通過できます。
そして、『ネット予約』のきっぷ受取必須な仕組みが私を憤らせることに……。
予約したきっぷを受け取れなかった
特急に乗車する当日、私は出発時間の10分ほど前に駅に到着しました。
サイト上にも「余裕を持って到着してください」的なことが書いてあるので、それに従い心と時間の余裕を持って行きましたよ。
その駅は「みどりの窓口」と「指定席券売機」の両方があります。万全の体制です。
窓口には駅員の方が2人、そして券売機は1台設置してあるので実質3人体制で捌いているのと同じ状況。
今回受け取りたいのは博多までの乗車券と指定席特急券2人分です。
駅に着いてすぐさま指定席券売機に並びました。きっぷの発券ごときで窓口の人の手を煩わせるわけには行きませんからね。
がしかし、前の人がやたらとゆっくり操作しているのです。
仕方のないことなのですが、こういう券売機はみんな操作に慣れていないし、そんなにわかりやすいUIでもないので初見だとかなり時間がかかるんですよね。
その人は途中で頭上の路線図を眺めたりしていたので、特に下調べもなくぶっつけ本番的な感じで購入していたのでしょう。
それは仕方ないのですが、こちらとしては早くしてほしい状況。
時間は刻一刻と迫っています。
そしてチラリと横を見るとみどりの窓口が若干空いていそうな雰囲気を見せたので一か八かでみどりの窓口に行ってみましたが、こちらも前の人の対応が長くかかりそう。
「終わった」
そう思いました。
そんなことをしている間に時間は特急発車の1分前です。
仕方ないので私はきっぷの受取を諦めました。
私はモバイルSuicaで、もう一人はきっぷを購入して改札内へ入り、予定していた特急に乗りました。
指定席特急券も持っていないため、とりあえず自由席の車両へ。
たまたま席が空いていたので、そこに着席しました。
しかし、私はこの時点で憤っていました。
だってこれって、きっぷを受け取らなければならないという仕組みのせいでこちらが不利益を被っているわけですからね。
結局車内で特急券買って、ちょっと高い値段払いましたし。
ネット予約のサイトにアクセスして払い戻しに着いて調べても、出発後だと指定席特急券の払い戻しはないかも、みたいなことが書いてあります。
出典:きっぷの変更・払いもどし | インターネット予約のご案内 | 駅・きっぷ・列車予約 | JR九州
ということは、このままだと私は高いお金を払って特急の自由席に乗車した上で、指定席特急券の代金と手数料をJR九州に寄付したようなものです。
公式のFAQにはこのように書いています。
Q 予約したきっぷを受け取らなかった場合、自動で払いもどしされますか。
A 受取りも乗車もされなかった場合の自動払いもどしはありません。
乗車日当日中は、JR九州の「みどりの窓口」「指定席券売機」できっぷをお受取りのうえ、払いもどしをお申し付けください。
翌日以降は、JR九州インターネット列車予約案内センターにご連絡ください。未受取で有効期間内のきっぷについて、手数料を差し引いた上でクレジットカードに返金します。きっぷの有効期間は、トップページの「予約照会/変更/払いもどし」から確認できます。
出典:よくあるご質問
いやいや、「受け取らなかった」んじゃなく、「受け取れなかった」だから。
いろいろググっても「受け取らなかった」という表現しか出てこないのが引っかかりました。
故意じゃなくて事故だから。こちらは余裕持って着いたのに「受け取れなかった」のよ!
という憤る気持ちを車内で押し殺しながら、払い戻しについてひたすら調べていました。
こちらの過失じゃなく「受け取れなかった」場合の対処がどこにも見当たらなかったのがこの記事を書くきっかけとなりました。
ということで、きっぷを純粋に「受け取れなかった」みなさん、ことの顛末をご覧ください。
全額払い戻してもらえた
最悪払い戻ししてもらえないかもという可能性を考えると非常に憤りましたが、
いやいや、日本を代表する鉄道会社がそんなあこぎな商売をするわけない
と思い、帰りにみどりの窓口で払い戻しについて尋ねることにしました。
以下、みどりの窓口にて。
私「朝こちらの駅で切符を発券しようとしたのですが、窓口も券売機も人が並んでおり時間までに受け取ることができませんでした。これは払い戻してもらえますか?」(ネット予約のマイページにある予約状況の画面を見せながら。)
駅員さん「こちらきっぷは受け取ってないんですね?」
私「はい、人が並んでいて受け取れなかったので、そのままモバイルSuicaで入場して車内で特急券を買いました。もう一人はきっぷを買って乗りました。」
というようなやりとりを行ったのち、以下の2点を提示しました。
本来であればきっぷで入場した分についても領収書を発行しておいて、ここで提示できれば話は早かったと思います。
ただ、如何せん出発まで時間がなかったため領収書をもらうことまで頭が回りませんでした。
結果的に上記の2点と、予約していた九州ネットきっぷを発券し、それが2名分であることからこちらが特に不正しているわけでないことも理解していただきました。
きっぷ受取できなかったが故に支払った運賃をきちんと 2人分全額払い戻してもらえる ことになりました!
内訳は以下の通り。
言ってみるもんです。
結果的にネット予約で購入した九州ネットきっぷの代金のみで乗車できたということになりました。
このきっぷは指定席も自由席も同じ値段であったため、そこの差額はそもそも発生しませんでした。
お金が戻ってきた時はまるで臨時のお小遣いがもらえた子どものように嬉しかったです。
きっぷを受け取れなかった時はどうすべきか
今回のように特にこちらの過失なく受け取れなかった場合、どうすべきかまとめました。
考えられるのは2点です。
ICカードまたはきっぷで普通に乗車する
今回私が試したパターンですね。 この場合は
の2点があれば駅員さんも状況を理解してくれると思いますので、すぐに払い戻ししてくれると思います。
受取れないと判断した時点で駅員さんに申告する
おそらくですがこれが一番シンプルで早かったのではないかと思います。
改札のところにいる駅員さんに事情を言えばきっと改札通してくれますし、特急の車内改札の際も説明すればわかってもらえるはずです。(おそらく)
ただし改札にいる駅員さんはかなり忙しいそうな場合も多く、話しかけるだけで数分かかってしまうこともあるので、そういう場合はやはり1つ目の方法しかないのかなと思います。
また、駅員さんに言えばどうにかしてくれるだろうというのはTwitterでそのようなことを書いている方がいらしたので推測で書いております。
私の体験談ではないので、もし違ったらすみません。
おわりに
ということで、新年早々きっぷを受け取れず憤った私の体験をお送りしました。
JRのネット予約系サービスにはいろいろ言いたいことがあって、そもそもJR九州、東海、西日本、東日本と会社ごとにサイトが違う時点で使いづらいですし、こういう発券が必要な商品が横行しているところは早急に改善してほしいところです。
JR東日本ではグリーン券をモバイルSuica内で発行できて、車内で頭上のカードリーダに登録すれば良いので本当に便利です。ランプの色を見れば改札の必要もないですしね。
JR九州だときっと特急券の車内改札的な部分がネックになっているのかなと思いますが、そこはアプリの画面確認とかで代替してほしいところです。
とにかく、JR九州はいまだに利用する機会の多い鉄道会社ですので、ネット予約というサービスがあること自体は嬉しいのですが、もう少し使い勝手が良くなってほしいなと思います。
頑張ってください、JR九州さん。
あと『ネット予約』というサービス名は早急に変えたほうがいいと思います。
全くもってJR九州のサービスだと分かりません。『スマートEX』も『e5489』も、基本的にJRの展開する予約サービスは名前のセンスがないです。
分かりやすいのは『えきねっと』くらいですかね。
そこら辺も含めて、お願いします!!