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9th single「Mugen」【ポルノグラフィティ全作レビュー#19】


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9th single「Mugen」【ポルノグラフィティ全作レビュー#19】

はじめに

こんばんバス!リンクです!

ゴールデンウィークも終わってもう5月も折り返し!
今月最初の記事はこちらです!

「Mugen」作品情報

Title: Mugen
Release date: 2002/5/15
Price: ¥1,282(tax in)

Tracks:
1. Mugen
 作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma   
2. Go Steady Go!
 作詞:新藤晴一 作曲:Tama  
3. ビタースイート(LIVE!)
 作詞:新藤晴一 作曲:Tama 3. Mugen(Orchestra Version)
 作曲:ak.homma

arranged by ak.homma, ポルノグラフィティ(1~3), 朝川朋之(#4)

オリコン週間ランキング初登場: 3位(最高位)
累計売上枚数:25.7万枚

作品概要

「Mugen」と「Go Steady Go!」はそれぞれ"2002 FIFAワールドカップ"のNHK放送テーマソング、イメージソングに起用されました。
「Mugen」は2002年末の第53回NHK紅白歌合戦でも披露しています。

全曲レビュー

「Mugen」

www.youtube.com.

この曲がリリースされたのがもう20年前というのが信じられません。中1の春のことでしたね。
いつも行ってる地元のCDショップにいつものように立ち寄ったとき、入ってすぐの一番目立つ場所にかっこいいジャケットのシングルが置かれていました。
誰のシングルだろうと思ってみたら「ポルノグラフィティ Mugen」と書いてあって、「えぇ、ポルノ、ニューシングル出したん!?」となりました。
当時はケータイも持ってませんでしたし、家にパソコンもなかったので基本的にポルノの最新情報は雑誌かテレビからゲットしていました。
「Mugen」がリリースされることもワールドカップのテーマソングになっていることも全然知らなくて、発売日に店で見つけて一徹したわけです。
もちろん見た瞬間買いました。
帰って即座に聴きました。そして思いました。

「なんじゃこりゃ!!」

また新しいジャンルを開拓してきたなと思いましたね。
それまでも「アポロ」、「サウダージ」、「アゲハ蝶」など、独特の音楽性を見せつけてきた彼らですが、ブラスセクションを大胆にフィーチャーした「Mugen」は当時としては新境地でしたね。

そして、サッカーワールドカップという世界的で超メジャーなスポーツの大会の放送テーマソングにこの曲を持ってくるポルノグラフィティ、めちゃくちゃロックじゃないですか?

ぶっちゃけ、この曲のどこがサッカーを応援してるのか一回聞いただけじゃ全くわからないですよね?

中学生の僕は素直に、「この曲めっちゃかっこいいけど、どこら辺が2002 FIFA ワールドカップなんだろう」と思ってしまいました。

幻想とじゃれ合って 時に傷つくのを
あなたは無駄だと笑いますか?

自分の行為が他人から笑われるんじゃないかと気にしている辺りはいつもの晴一です。
ただ、このフレーズが競技に向き合いながらも時にうまくいかなかったりする選手の気持ちを表しているのかもしれませんね。
勝ってる時はとても気持ちいいでしょうけど、負けて傷つく時には、こんな僕を笑うかい?と思ってしまうかもしれません。

冷えた指先を温めようと 自分の両手を合わせてみても
僕の悲しみが行き交うだけで
それは祈りの姿に似ていた

このフレーズもカッコ良すぎる。

僕は中学生の頃このBメロの「それは」のメロディがとても苦手でうまく歌えなかったんです。
なのでCDでそこだけ何度も聴いて練習をしました。

この曲はPVもとてもかっこいいですね。1人でよくわからないダンスをしている昭仁がツボです。
そして晴一もTamaも死ぬほどかっこいい。
今見ても3人のポルノかっこ良すぎるなと思いますし、そりゃ好きになるわとも思います。
ぜひPVも見てほしい作品です。

「Go Steady Go!」

「Mugen」とは打って変わってこちらは爽やかな、いかにもスポーツ中継のテーマソングになりそうな曲ですね。

「Mugen」と同じくらい聴いていた気がします。

この曲は1番の歌詞がとにかくいいです。

君はよく 白い羽が欲しいと言う

このぜった無理なものを欲する感じ、将来月を飼ったりしそうな雰囲気がしますね。

ふたり揃って仰向けに寝転んで 溢れる星空眺められないし
後ろからそっt 抱きしめられない

その発想はなかったわ
こんなロマンチックな否定の仕方あります。
羽が欲しいと言う君も流石にこれは納得するでしょう。

2番の歌詞ももちろんいいです。

「臆病」だとか「無鉄砲」だとか「強い」や「弱い」や「でも頑張る」とか
ほんとたくさんを 混ぜ合わせなきゃね

ここの言葉のはまり具合がとても好きです。

サビの 「彼方ばかり見てるから〜膝を擦りむいたりして」の部分はいかにもサッカーぽいですし。
「気にもならないのは〜君と走るからかな」はキャプテン翼のワンシーンさえも思い返せそうですね(全く読んだことないですけど)。

ポルノの応援歌というと「ギフト」とか「Rainbow」とか「キング&クイーン」とかがよく出てくるとおもおいますし、"BUTTERFLY EFFECT"ツアーではここら辺を連続で演奏してたのも記憶に新しいですが(もう4年前)、意外と「Go Steady Go!」も軽やかに背中押してくれる系の曲ですよね。
背中押してくれるというか、気持ちを奮い立たせてくれるというか。
今まさにフィールドを走り回ってる人の気持ちになれる曲なんですよね、個人的に。

実際のワールドカップの番組ではこの曲が流れる機会も結構あって、その日の試合結果とともにこの曲を聴けるのは胸熱でした。

最近ライブで聴いてない気がするので、ぜひとも聴きたいです。

「ビタースイート(LIVE!)」

「ビタースイート」はもしかしたら原曲よりこのライヴバージョンの方が聴いてるかもしれないです。
「雲をも掴む民」はそこそこヘビロテしてたのですが、その中で「ビタースイート」はそこまで好きな曲じゃなかったのですよ。
今もですが、中学生の頃の僕は、重めのロックな楽曲はあまり好みではありませんでした。

でもシングルのカップリングに収録されて、「Mugen」も「Go Steady Go!」も好きなのでその流れで「ビタースイート(LIVE!)」まで聴いて、最後の「Mugen(Orchestra Version)」で気持ちよく眠りについていた気がします。夜寝る前に音楽聴くのが好きだったので。

ライヴバージョンなので昭仁の歌い方もだいぶ荒っぽいですし、おそらくライブ終盤なので声も結構苦しそうです。
2番終わりのCメロの振り絞ってる感じはめっちゃかっこいいし、この方が好きですけども。

CDとライブ音源でガラッとイメージが変わる曲だなと思いました。

 

「Mugen(Orchestra Version)」

ポルノの楽曲で後にも先にも唯一収録されたOrchestra Versionです。
なんでこのバージョンが制作されたのかは知らないのですが、先ほども書いたように、夜寝る前にきくと、ちょうどこの4曲目で眠りにつけるので良い安眠ソングでした。(歌詞ないですけどね)

イントロが原曲と全く違うのと、曲の終わり方がかっこいいところが特にお気に入りです。

これ、いつかライブで完全再現してくれませんかね(笑
25周年の時とかにぜひ!!

おわりに

ということで今回は「Mugen」を紹介しました。

この作品がリリースされてからもう20年、全く色褪せていないなと思いました。 今年のワールドカップのテーマソングもこれでいいんじゃないですか?

次回は6年前にリリースされたあのシングルを紹介します!



「Mugen」と「Go Steady Go!」が披露されたツアーはこちら!