34th single「ゆきのいろ」【ポルノグラフィティ全作レビュー#53】
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はじめに
こんばんバス!
もうすぐ冬ですね。
ゆきの季節ですね。
「ゆきのいろ」作品情報
Title: ゆきのいろ
Release date: 11/11/23
Tracks:
1. ゆきのいろ
作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一 編曲:Tomi Yo, ポルノグラフィティ
2. 生まれた街
作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁 編曲:朝本浩文, ポルノグラフィティ
3. 元素L 〜つま恋Ver.〜 Studio Session
作曲:新藤晴一 編曲:ak.homma 編曲: ポルノグラフィティ
オリコン週間ランキング初登場: 8位(最高位)
累計売上枚数:4.2万枚
作品概要
「ワンモアタイム」から2ヶ月ぶりにリリースされたシングル。今回も前作と同様に作曲・編曲に本間さんは関わっておらず、トータルプロデューサーという形で関わっている。
今作には「元素L」のスタジオセッションが収録されており、現時点でこれがシングルに収録された最後の本間さん作曲の作品である。
全曲レビュー
「ゆきのいろ」
大切な人が現れるだけで、自分の人生が意味のあるようなものに感じる。
ということが歌われている冬のバラードです。
この曲では自分の人生を一枚の絵に例えています。
いろんなことを経験するたびにその絵には何かが書き足されて、色が塗り重ねられる。
意図して書き足した部分もあれば、そうでない部分もあって。
一体この絵は何を表してるんだろう。何か意味のある絵になってるのかなと、主人公は自分の絵(=人生)に自信が持てないでいる、もしくは意味を見出せないでいるんですね。
でもそこに、素敵な人が現れて、その人はゆきのように綺麗で、どう描いたらいいか迷うほど美しいんでしょう。
今まで価値を見出せなかった絵に、その人が書き足されるだけでとても意味のある絵になったように感じる。
こういう絵にたどり着くために今まで描いてきたんだと思える。
主人公はそれほどに運命的な出会いをしたのでしょう。
この曲で描きたいことって、今まで意味を感じていなかったことにも、ふとしたことで意味を感じることがあるよねってことなんですよね。
誰かに会うことで、住む場所を変えることで、仕事を変えることで、もっと些細な変化だとしても、それだけで見える景色が変わってしまう。
そうか、このために生きていたんだと納得してしまう。
僕にはそこまでの経験はありませんが、でも生きてればこういうことってあるだろうなと、この曲を聴いた時に納得してしまいました。
この曲の中では、「君」との出会いがそのきっかけだったんですね。
主人公はきっと、「この人に出会うために生きてきたんだなぁ」と思ったことでしょう。
曲のテーマ自体は、割とJ-POPにありがちな題材なのですが、その描き方が晴一らしいなと思いました。
人生を一枚の絵と捉えるという発想は素敵ですね。
ちなみに、この曲はサビがとても高いので歌うのはとても大変です。
昭仁は2011年ごろから徐々に覚醒し始めていて、「EXIT」、「ワンモアタイム」、「ゆきのいろ」とハイトーンが炸裂する曲を連発していました。
その中でもこの「ゆきのいろ」と、次作の「2012Spark」はかなり攻めていると思います。
またカラオケで練習しようかなぁ。
「生まれた街」
これ、結構いい曲ですよね。
昭仁作のカップリングの中でも結構好きな方です。
「夕陽の色」とかよりも全然こっちの方が好きです。
昭仁がたまに作る、故郷や幼い頃を思い出すシリーズですかね。
生まれた街、育った街、親の愛情、友との絆、みたいなものがテーマですかね。
僕の好きなところは
「馬鹿だね」 呆れながら手当てする
の「馬鹿だね」の歌い方です。低くて優しい歌声に惹かれますね。
あとは「君」じゃなくてやはり「キミ」なところが昭仁らしいなと思います。
あとこの曲のギターはあれですね、泣きのギターですね。
切ないしかっこいい。
「元素L 〜つま恋Ver.〜 Studio Session」
名曲はアコースティックバージョンにしても名曲!!
以上!(笑
おわりに
今回は非常に手短な記事になってしまいましたが、なんというか、このシングルは多くを語るより各々で聴き入って、心に染み込ませてほしい、そんな作品だと思います。
冬にぴったりな、切なさもあり暖かさもあり、とても良いシングルだと思います。
次回は、真逆の熱いシングルを紹介します!
2011年の冬といえばこのライブでした。