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40th single「俺たちのセレブレーション」【ポルノグラフィティ全作レビュー#33】


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はじめに

こんばんバス!

9月は豊作です!
なんでポルノはこんなに9月に集中してシングルをリリースしているんでしょう!!

「俺たちのセレブレーション」作品情報

Title: 俺たちのセレブレーション
Release date: 2014/9/3

Tracks:
1. 俺たちのセレブレーション
 作詞:岡野昭仁新藤晴一 作曲:岡野昭仁 編曲:江口亮, Porno Graffitti
2. 365日
 作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁 編曲:田中ユウスケ, 近藤隆史, Porno Graffitti
3. スロウ・ザ・コイン
 作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一 編曲:tasuku, Porno Graffitti

オリコン週間ランキング初登場: 4位(最高位)
累計売上枚数:3.4万枚

作品概要

2014年第1弾シングル。2014年は春までアリーナツアーを開催していた。
2014年9月8日でデビュー15周年となるため、その記念日をセレブレーションする曲でもある。
また、本作から42thシングル「オー!リバル」まで、3さいシリーズとしてリリースされた。本作は「見んさい」にあたる。MVがいつもより凝っていて、過去の作品に思いを馳せるシーンも少しある。

全曲レビュー

「俺たちのセレブレーション」

www.youtube.com

この曲を初めて聴いたのは、TBSの「音楽の日」だったと思います。珍しくテレビの音楽番組で新曲を初披露ということで、その瞬間のためだけに見ました。

サビ始まりで、「まーるーいつーきが」という歌い出しが印象的でした。

まぁ、この曲はどちらかというと考えるな、感じろ、というタイプだと思いますし、そもそも「見んさい」なのでね。
MVの見どころをひたすら列挙させていただきたいと思います。

<冒頭>
・昭仁の顎に微妙に髭がある
・風船が敷き詰められた場所での昭仁の衣装がグラデーションすぎる
・同じく晴一のジャケットは派手すぎる
・晴一の黒テレキャスに装飾が施される前の最後のMV
・サビで踊るスタンバイをAメロ前からしてるのが地味にウケる

<1番>
・その数ミリがかわいい
・サビで突然踊り始める15年目のロックバンド
・ターンもする
・2人でポーズも決める

<2番>
・バーでカクテルを飲む昭仁、奥でグラスを拭く晴一
・パイナップルのジャケット昭仁
・再びサビに向けてスタンバイ
・踊り出す2人
・過去の衣装が登場
 昭仁:
 ポルノグラフテー2005の衣装のような服
→ VampireTシャツ(“ラヴ・E・メール・フロム・1999”)
→ PANORAMA×42アリーナ公演の時の衣装
→ チームアミューズ!!と書かれたユニホーム?
→ 東京デスティニーの時の衣装(蝶ネクタイにドクロ)
→ 横浜ロマンスポルノ'06~キャッチ ザ ハネウマ〜の時の伝説のノースリーブ
→ 青春花道の衣装
→ ベストACE・JOKER風のマスク
(その他はよくわからない衣装)
・晴一の衣装はよくわからないものばかり
・サビ終わりに昭仁寝る ・いつまでもグラスを拭き続ける晴一

<ギターソロ>
・晴一のターン
・晴一の衣装もまたどんどん変わる
 懐かしいミュージック・アワーの時のアーティスト写真で来てたような衣装
→ ベストACE・JOKER風のマスク
→ ∠TARGETの衣装のような服
→ 青春花道の衣装
→ 東京デスティニー
(その他はよくわからない)

<落ちサビ・ラストサビ>
・起き上がって歌い始める昭仁、いつまでもグラスを拭く晴一
・振り向く中華料理人 岡野昭仁
・中華街を歩き、室内では最後まで踊る
・いつまで立ってもグラスを拭き終わらない晴一
・何かに納得して向き直る昭仁
・やりきった表情と、何やってるんだろうという表情が混ざり合った絶妙な表情を見せる2人

ぜひ、MVと一緒にお楽しみください。

「365日」

基本的にこのシングルは結構好きなんですけど、「365日」はよく聴いてた記憶があります。

「365日」を歌った歌は世の中にたくさんあると思いますが、これがポルノ流の365日なんだなという感じですね。

サビが素敵ですね。

キミの手を握ったら 恥ずかしくて照れちゃうけど
一緒に腕を振って 思い切りはしゃぐんだ

ここが特に。

「一緒に腕を振って 思い切りはしゃぐんだ」がかわいすぎるだろ。

2番の

ごめんね ボクはキミにマシなこと言えないや

ここも好きです。

全体を通して、なんとなく温かみがあるというか。 カッコつけてなくて、岡野昭仁の素朴な人間性が垣間見える曲ですね。

「スロウ・ザ・コイン」

これも好きなんですよ。

なんか昔、水曜日のダウンタウンか何かで、初詣を題材にした曲みたいな感じで紹介されたらしいですね。

なかなか初詣をテーマにした曲はない気がします。
新藤晴一にかかれば大体の伝統行事は歌詞に落とし込めるんじゃないでしょうか。

この曲は清々しいほどに未練タラタラなんですよね。

元カノが結婚するという風の噂を聞いて、今まで忘れていたあの頃のことを思い出してしまったわけですね。
そういうことってありますよね。
あるんですけど、2番のBメロで

なぜここに来たんだろう
自分の今だって そんなに悪くはないのに

って、思い出の場所に来ちゃったんですね。
それはだいぶ思い出してますよね。

まぁ、多分昔の記憶に触れたいという、ただの好奇心だと思いますけども。

勝手なもんだね イマジネーション
少しくらいは許して メランコリー

そうですね、ふと色々なことを思い出して、あれこれ考えちゃってるだけなんですよね。

選ばなかった未来の方を
時々覗き見したくなるよ

何を勝手なこと言ってるんだと思うかもしれませんが、それは誰にでもあることだと思います。
「選ばなかった未来」と言ってるので、もしかしたら彼の方から別れを告げたのかもしれませんし、ただの強がりかもしれません。

蝉の声が急に騒がしくなったのは
気のせいかな

それは概ね気のせいだと思います。

投げたコインはもう戻らない
そういう感じで日々も戻らない

「そういう感じで」という雑な説明の仕方が好きです。

賽銭箱を狙ったコイン
ちゃんと入ったかどうか ネバーノーズ

ロックの歌詞に「賽銭箱」が登場することがあるんだと、驚きましたが、さらにその後に「ネバーノーズ」ときて、「賽銭箱」と「ネバーノーズ」が同じ文章に登場することがあるんだなと驚きました。

それでいいよ 知らない方がいいことも
あるはずさ ねえ 神様

とは言いつつも、彼は本当に諦めがついてるんでしょうか。
一度は忘れていたわけですから、きっと一時の気の迷い的な、本当に急に思い出してめっちゃ懐かしくなっただけだとは思うんですけどね。
でもそもそも友達のそのまた友達のツイート経由で結婚を知ったというのが、なんとなく、つながる経路をわざと残して置いたようにも思えてしまいます。深読みしすぎかもしれません。

ニューアルバムの「クラウド」では、超未練タラタラな主人公を描いていましたが、「スロウ・ザ・コイン」の主人公はそこまでではないですね。一旦は忘れてるようですからね。
でも、彼が次の恋をして、別れた時に「クラウド」の主人公になってしまったのかもしれないなと、少しだけ無駄な妄想をしてしまいました。

おわりに

このシングルのカップリングでライブでやりましたっけ?
どっちも好きなのにライブで聴いた記憶がないんですよね。
……と思ったら「スロウ・ザ・コイン」は"DICE ARE CAST"のアリーナ公演のみでやっていたそうです。

次のツアーでやってくれないでしょうかね。
このシングルの曲はどれも結構好きです。
「365日」はおそらくライブで披露されていないと思うので、ぜひやっていただきたい。

9月はポルノのデビュー月ということで、豊作です。
ブログ更新頑張ります。



スタジアムでセレブレーションしましたね。