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22nd single「リンク」【ポルノグラフィティ全作レビュー#25】


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はじめに

こんばんバス!

夏真っ只中ですね!今回リリースするのは15年前にリリースされたこちらのシングル!

「リンク」作品情報

Title: リンク
Release date: 2007/7/18

Tracks:
1. リンク
 作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁 編曲:ak.homma
2. Stand for one's wish
 作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁 編曲:ak.homma
3. It's on my mind
 作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一 編曲:ak.homma

オリコン週間ランキング初登場: 2位(最高位)
累計売上枚数:11.6万枚

作品概要

2006年10月リリースの「Winding Road」以来9ヶ月ぶりのニューシングル。
2007年にリリースしたシングルは本作のみ。シングルを1枚しかリリースしなかったのは、デビューした1999年を除けば初めてのことでした。(それ以降でシングルリリースが1枚しかなかったのは2015年、2017年、2019年、2021年。2020年はそもそもシングルのリリースなし)
「リンク」はスバル・インプレッサのCMソング。

全曲レビュー

「リンク」

www.youtube.com

今でこそ嫌いじゃないですが、リリースされた当時は、「なんか惜しいなぁ」って思ってました。
イントロのリフもかっこいいし、Aメロの畳み掛けるようなメロディもかっこいい、けど短いBメロを経てサビにきたところでズドーンと失速してしまう。そういう印象を受けました。
メリハリが付いているというよりも、失速したという印象だったんですよね。

それにCMでサビだけ先に聞いていたので、初めて聞いた時は、「このAメロから本当にあのサビに繋がるのか?」と不安になりましたし、実際にサビに行った時はズッコケそうになりました。

ちょっと違いますが、「東京ランドスケープ」のような、メロとサビで明暗のある曲を作りたかったんだと思います。たぶん。

このシングルはアルバム「ポルノグラフィティ」からのリードシングルで、基本的にポルノの2人がベーシックアレンジをおこなって、そこに本間さんが味付けのアレンジをするという流れで制作されています。

おそらくそれまでのポルノはアレンジに関わる割合が普通のバンドに比べると小さかったのではないかと思います。
それでもやはり2人が作る音がポルノグラフィティの音なんだということで、あらためて2人だけで楽曲を煮詰めていく時間を作って、2人のやりたいことを形にしていったのがアルバム「ポルノグラフィティ」でした。
この「リンク」もその過程で生まれた楽曲で、これまでのシングルに比べると比較的シンプルなアレンジになっています。
ただ、それでも本間さんによって追加されたストリングスはそれはそれでポルノらしいなぁと思いますし、本間さんらしいなぁとも思います。

シンセやストリングス、ピアノ、その他諸々、普通のロックバンドではあまり使わないような楽器が普通に飛び出してくるのがポルノグラフィティの楽曲、特にシングル曲での醍醐味なのですが、「リンク」では余分なものは削ぎ落とされた、シンプルで骨太なサウンドにこただわっているように思います。

この頃のサポートミュージシャンはドラムが松永俊弥さん、ベースが根岸孝旨さん、そしてキーボードが本間昭光さんというベテラン揃いの構成でした。

おそらく、実力のあるベテランのミュージシャンと、ポルノの2人で骨太なロックサウンドを構築しようとしていたのだと思います。

今となってはこれもこれでポルノだなと思うのですが、それまでと明らかに方向性を変えてきていることが伺えたので、「ただ この新た1面には 確かに戸惑っている」という感じでした。

でも、"∠TARGET"ツアーや、2019年の東京ドームで披露された時は、普通にかっこいいなと思いました。
これがポルノのロックだなと、しみじみ思いました。

ちなみに2007年はこの曲しかシングル曲がなかったので、ミュージックステーションで3回くらい歌いましたよね。
(リリース直後と秋のスペシャルとおそらく年末。)
もちろん紅白歌合戦でも披露しました。この頃からポルノが紅白に出てることにファンでありながらも疑問を抱いていました(笑

「Stand for one's wish」

最初に言っておきます。この曲大好きです!
リリース当時は「リンク」より聞いてたかもしれません。

「なんでこっちをA面にしなかったんだろう」とさえ思いました。

そんなお気に入り楽曲であるにも関わらず、ライブで全くやってくれなくて、CD音源以外で聴くことはできないのかなぁと思っていたのですが、なんと!
8月3日リリースのニューアルバム「暁」の初回生産限定盤に付属するDVD「稀・ポルノグラフィティ」に収録されるんですよ!

ありがとうございます!

不遇な曲たちを救ってくれて本当にありがとうございます!

僕の「Stand for one's wish」を引っ張り出してくれてありがとうございます!

ディスクが擦り切れるまで見たいと思いますのでよろしくお願いします!

「It's on my mind」

この曲も好きです。異様にイントロと間奏が長いのですが、それがいいです。
心が落ち着くというか、何かのリラクゼーション効果があるのは間違い無いでしょう。

ファンとしては早く昭仁に歌い始めてほしいという気持ちもあるのですが、でも晴一がギターで歌ってると考えればそれもそれでありだなと言う気もしますし、ギターの音色が心地いので全然聴けます。

そして忘れてましたが、これって夏のうたなんですね。

夏うたプレイリストに入れておこう。

おわりに

と言うことで、「リンク」を紹介しました。

このシングルは個人的に青春なので、シングル全体としてはとても好きです。
高3の夏にリリースされたので、僕の高3の夏が全て詰まってます。

もう15年前なんですね……。毎回思いますが、時の流れ速すぎます。

残る7月リリースの作品はあと2つ!結構最近のシングルですよ。お楽しみに!



「Stand for one's wish」のためにぜひ買ってください!