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20th single「ハネウマライダー」【ポルノグラフィティ全作レビュー#23】


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20th single「ハネウマライダー」【ポルノグラフィティ全作レビュー#23】

はじめに

こんばんバス!

1日ぶりの更新です。
今日も今日とて暑いですね。こんなに暑いと熱中症対策は必須です。
みなさん、運動する時にはポカリスエット飲みましょう!

ハネウマライダー」作品情報

Title: ハネウマライダー
Release date: 2006/6/28
Price: ¥1,282(tax in)

Tracks:
1. ハネウマライダー
 作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma 編曲:ak.homma, Porno Graffitti
2. ジューンブライダー
 作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁 編曲:ak.homma, Porno Graffitti
3. タネウマライダー
 作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma 編曲:ak.homma, Porno Graffitti

オリコン週間ランキング初登場: 2位(最高位)
累計売上枚数:20.9万枚

作品概要

2005年11月リリースの「ジョバイロ/DON'T CALL ME CRAZY」以来、7ヶ月ぶりのシングル。
ハネウマライダー」は大塚製薬ポカリスエット」の2006年度CMソング。2006年3月放映のCMから使用された。「ポカリスエット」のCMソングに起用されるのは2000年の「ミュージック・アワー」以来6年ぶり2度目。
現時点で累計売上枚数が20万枚を超えた最後のシングル。

全曲レビュー

ハネウマライダー

www.youtube.com

ハネウマライダー」といえばポカリスエットですね。綾瀬はるかさんが出演するCMで春夏秋冬と季節ごとに新しいCMが製作され、毎回ハネウマライダーが流れていました。
個人的には、夏バージョンと冬バージョンがよかったですね。特に冬のCMは、雪の積もった温泉に入るみたいなやつで、どちらかと言えば夏のイメージがあったこの曲と冬景色という意外な組み合わせが結構好きでした。
この年のポカリのテーマは「RE・BODY」(再生するみたいな意味)で、この「ハネウマライダー」という曲も、大切な人のために生まれ変わることがテーマとなっています。

CMソングになったこともあって、当時はポカリを飲んでシールを集めて応募するとポルノのライブ「LIVE RE・ BODY」に招待されるというキャンペーンが夏頃まで行われていました。
それに応募するため、私も普段全く飲まないポカリを飲んで応募しました。

5枚で一口応募とかだったと思うんですけど、私……

一口目で当たったんですよ。

しかも自分の誕生日の日に応募して。

僕がこれまでポルノを応援してきた中で一番の奇跡だと思っています。

確か応募したらその都度当たり外れがわかる仕様になっていて、「応募」のボタンを押したら当選と出てきたんですね。

あの日のことは今でも鮮明に覚えています。
その日はものすごく天気が悪くて、台風がきていたか何かで、朝からめちゃくちゃ雨が降っていました。
それでも夏休みの課外があったので午前中だけ仕方なく学校に行ったのですが、天気が悪すぎるため2時間目で下校することになりました。
誕生日なのに……、まだ誰にもおめでとうと言われてないのに……と思いましたが、早く帰れること自体は嬉しいことなので、そそくさと帰りました。
そして家に帰ってごろごろしながら携帯を扱っていて、そうだ、ポカリのキャンペーンに応募しよう!と思ってシールを登録したら当たってしまったんですよ。

人生で最高の誕生日プレゼントだったと思います。あれは大塚製薬ポルノグラフィティからの誕生日プレゼントだったんだと思います。
高校生の頃といえば、毎年リプトンのキャンペーンにもシールを集めて応募していましたが、それは全く当たりませんでした。
今思えば、それもこの時のために運を取っておいたってことだと思います。

ということで、そんな嬉しい思い出のある曲が「ハネウマライダー」であり、当時のポカリのCMだったわけです。

この曲は今となってはライブの定番曲で、毎回タオルを回すのが楽しいですよね。
初めて聞いた時は、ポルノのシングル曲にしてはかなり爽やかだなと思いました。
2005年にリリースされて、同じくCMソングとなった「ROLL」も爽やかだと思いましたが、「ハネウマライダー」の方がテーマも含めてとても前向きで、明るく感じました。

いい曲だけど、同じポカリのCMソングになった「ミュージック・アワー」と比べると少し落ち着いているようにも感じましたが、一度ライブで聞くとその印象はガラッと変わりました。
ライブ映えするといいますか、メンバーもどこかで言っていましたが、ライブで本領発揮する曲ですよね。
CD音源以上のエネルギーがあって、会場の一体感もあって、ライブで聞いてからさらに好きになった曲ですね。

以前晴一が関ジャムに出演した時に、J-POPの名ギターリフ的なものに「ハネウマライダー」のイントロが選ばれていました。
個人的にはもっと他にあるんじゃないか?という気もしましたが、確かにこのイントロはかっこいい。
しかも弾くのも割と簡単で、僕のような永遠の駆け出しギターキッズでもすぐに覚えられるフレーズです。
簡単だけどかっこいいって、とても大事なことですよね。

個人的には、2番終わりの昭仁のシャウトからのギターソロも大好きです。

歌詞は完全に晴一の世界観で、久しぶりに歌詞の中に句読点が使われています。

一番好きなのは

明日の忘れ物は今日にある。

ですね。
それはそう、と心の底から思いました。
でも誰も言語化できてなかったことじゃないでしょうか。  誰もが感じているけどうまく言語化できないこと、もしくは言語化されていないことを言語化させたら右に出るものはいないです。

ラジオで初披露された後、ファンはこぞって歌詞を聞き取って、ここはこうだと思うとか聞き取れない部分について語り合うのが常ですが、この曲の「Days of the sentimental」は誰も聞き取れていなかった気がします。
ネットの掲示板なんかでもファンはあーだこーだ言っていましたが、正解を言っている人を見かけた記憶がありません。
ここは流石に滑舌のいい昭仁くんのボーカルでも難しいところでしたね。
そもそも「Days of the sentimental」というのがあまり一般的な言い回しではないですしね。

あとは一番で

Handleはないけれど、曲がるつもりもない

と言っていた主人公が、大切な人に出会った後の2番では

海が見たい、と言われたからHandleきって。

と言ってるところもいいですね。

ただ、元々ハンドルがなかったようなのですが、それは流石に危なすぎるのでは?と当時からずっと思ってます。
曲がると改善に、バランスとって前に進むことすら難しいのではないでしょうか。

この頃の晴一くんは確かバイクに興味津々で、教習所に通って免許の試験を朝早くから取りに行ったみたいなことをブログに書いていたのもこの時期だったと思います。
自分の好きなものをモチーフにここまでの歌詞が書けるのはさすがとしか言いようがありません。

今後もライブで何回も披露されるでしょうが、タオルを回すことばかりに集中しすぎず、歌詞もしっかりと噛み締めながら聴きたいなと思いました。

www.youtube.com

「ジューンブライダー」

このシングルは謎の「ライダー」縛りで、収録曲は全てタイトルが「ライダー」で終わっているんですね。
ハネウマライダー」と「タネウマライダー」、この2つのライダーはわかるんですよ。
どっちも普通にバイクに乗るライダーですよね。
ただこの「ジューンブライダー」だけは違くないですか?
これはライダーではないですよね。
普通にジューンブライドで言葉になるのに、「ライダー」縛りに寄せるためにわざわざ「ジューンブライダー」という謎のタイトルにしてしまいましたよね?
曲調的にも歌詞的にも全くライダー要素ないので、それだけが高校時代からずっと引っ掛かっています(笑

曲は男性目線の結婚の歌ですね。
この10年後に「THE DAY」のカップリングとして「My wedding song」が収録されるまでポルノの中で唯一の結婚ソングでした。
「My wedding song」は結婚式で流せるような曲を作ろうということで製作されましたが、この曲は結婚式で流したり歌ったりするのは若干難しいような気がしますね。
どこで流すんだろう。歌詞があまりにもダイレクトで恥ずかしい気がします(笑

「タネウマライダー」

「タネウマライダー」はこのシングルの中では一番ぶっ飛んでますよね。リリースされた当時から結構好きでした。
なんなら「ハネウマライダー」よりも聞いていたかもしれません。

当時はタネウマの意味もわかっていませんでしたが、主人公の男性が遊び人なのはよくわかりました。

2番サビの

WOW WOW YEAH YEAH 間違った
今の全社員メール
課長がこっち見てる
ほろ苦い思い出になりそうさ

が本当にぶっ飛んでて好きです。
ほろ苦いどころじゃ済まないと思います。
でもほろ苦いぐらいで済むと思えるあたり、この男性のメンタルの強さが伺えますね。

UNFADEDで久しぶりに披露されたのが嬉しかったですね。

おわりに

ハネウマライダー」といえば夏!と思っている人もたくさんいるようです。
確かに、リリースは6月28日で夏ですし、夏にヒットした曲なので夏の歌と思えないこともありません。
いつかのMステでも夏うたランキング的なものにランクインしていました。
ですが、「ハネウマライダー」って曲の内容的には別に全然夏じゃないですよね。
新しいスタートを切るみたいなテーマの曲なので、あえて季節を当てはめるなら春かなという気がします。
ただ別に無理やり季節を当てはめる必要もないと思います。

夏に会う爽やかなサウンドであることは間違い無いですけどね。

ということで僕が毎年作る夏うたプレイリストには「ハネウマライダー」は入っていません!
だからなんなんだ!という話ではありますが。

来月、7月にリリースされたシングルにも夏の曲とそうじゃ無いものがありますね。
またしばらく時間があきそうですが、お楽しみに!



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