はじめに
こんにちは、リンクです。
今日からシリーズものの記事を書いていくことにしました。
その名も
「ポルノ全作レビュー」
です。
ポルノグラフィティがこれまでにリリースしてきたシングル・オリジナルアルバム全ての作品をレビューしていきます!
シングル、アルバム単位でレビューしていきますので、シングルであれば3〜4曲、アルバムなら12曲程度を1つの記事で紹介していきますよ!やばいですね!
そして、その順番ですが、今がちょうど新年始まったばかりの1月ということもあるので、リリース日順で書いていきたいと思います。
そしてそして、できる限り、リリース日当日に記事を公開していきたいと思っていますので楽しみにしてください!
ということで、記念すべき第1回目の作品はこちら!
2ndシングル「ヒトリノ夜」
早速いってみましょう!
「ヒトリノ夜」作品情報
Title: ヒトリノ夜
Release date: 2000/1/26
Price: ¥1,068(tax in)
Tracks:
1. ヒトリノ夜
作詞:ハルイチ 作曲:ak.homma 編曲:ak.homma
2. ジレンマ
作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ 編曲:ak.homma
3. ヒトリノ夜(Backing Tack)
オリコン週間ランキング初登場: 12位(最高位)
* 2006年3月29日マキシシングル(12cm CD)として再発売されている。
作品概要
ポルノグラフィティの2ndシングルであり、ポルノグラフィティ最後の8cmシングル。2000年はちょうど8cmシングルとマキシシングル(12cmシングル)が入れ替わった年だった気がしますね。今となってはマキシシングルなんて死語ですね。
「ヒトリノ夜」はフジテレビ系アニメ「GTO」のオープニングテーマとして使用されました。
ポルノグラフィティの作品で1月にリリースされた作品はシングル・アルバム通して本作のみ(2022年1月現在)。
2000年1月26日にリリースですが、同日リリースの作品は以下の強力なラインナップでした。()内はオリコンの初週順位。
- 「聖なる海とサンシャイン」THE YELLOW MONKEY(9位)
- 「Don't need to say good bye」鈴木あみ(5位)
- 「罪と罰」椎名林檎(4位)
- 「ギプス」椎名林檎(3位)
- 「恋のダンスサイト」モーニング娘。(2位)
- 「TSUNAMI」サザンオールスターズ(1位)
イエモンがいて鈴木あみ、椎名林檎がいてモー娘。、そしてサザンの名曲「TSUNAMI」が1位をとるという歴史的にみても激アツな週であることは間違いないです。
それゆえに「ヒトリノ夜」は1週目で6.9万枚売り上げたにも関わらずTOP10入りを逃しており、ポルノ史上唯一TOP10入りしなかったシングルになっています。これは流石に運が悪かったとしか言いようがないですね。普通の週であれば余裕で10位以内に入っていたと思います。6.9万枚なんてここ数年で出したどのシングルより売れてますしね。時代ですね。
ちなみに1位の「TSUNAMI」は初週で60万枚以上売り上げているそうです。
さらにちなみますが、私はこの週、「ヒトリノ夜」よりも先にモーニング娘。の「恋のダンスサイト」を買いました。すみません。「ヒトリノ夜」はその翌週くらいに買った気がします。
全曲レビュー
それでは早速1曲ずつ見ていきましょう。今回は3曲しかないのでサクッといけそう!
「ヒトリノ夜」
曲について
この曲は「アポロ」の次に発表されたシングル曲で、初めて聴いたときは「またキャッチーな曲出してきたなぁ」と思ったものです。そしてどことなく、「アポロ」と似た雰囲気があるなと思いました。打ち込み強めなとこだったり、イントロのリフが覚えやすいところだったり、サビのコーラスが厚めなところだったり。
「ポルノグラフィティはこういう音楽をやるバンドなんだなぁ」と子供ながらに思いました。
それくらい本間さんのプロデュースは軸がしっかりしていたし、聴いた人の耳にも目にも確実に残るような作品を提供してくれていたんだと思います。
この曲は本当に思い出の曲で、僕は「アポロ」でポルノのことを知って好きになったのですが、この「ヒトリノ夜」でファンになったと思います。
そして次の「ミュージック・アワー」で「この人たちについて行こう」と思いました。
2曲目でこの曲を持ってきてくれたからこそ、「アポロ」でポルノグラフィティに興味を持った人に真っ直ぐに刺さったんじゃないかなと思います。
曲自体は本当にポルノらしく、昭仁の滑舌の良さと気持ちいハイトーンがこれでもかというほど炸裂してますよね。晴一のちょっと捻くれた視点で書かれた歌詞もいいし、2番サビ終わりのTamaのベースと晴一のギターの掛け合いもかっこいい。
このギターソロも何回聴いただろう。やっぱ初期の曲だからこそ聴いてる回数も多いし、僕が持ってるポルノグラフィティというバンドのイメージの礎になっているような気もしますね。
あと「アポロ」もですけど、この曲は地味にアコギが入っているところもカッコよくて好きです。
サビで鳴ってるカウンターメロディ的なストリングスのフレーズも好き。
個人的に、昭仁がこめかみの血管浮き上がらせながら歌ってる曲ベスト3に入りますね。
歌詞について
「100万人のために唄われたラブソングなんかに 僕は簡単に思いを重ねたりはしない」
この出だしの部分が最高にハルイチじゃないですか。晴一の書く歌詞はいつも独特のセンスに溢れていて、大衆的ではないんだけど、確実に心に突き刺さるような、そういう表現が詰まっていると思います。
100万人に寄り添うつもりはないんだけど、それでも結果的に多くの人の心に響く歌詞を書けてしまう新藤晴一という作詞家をよく表しているフレーズだなと思います。
また、サビに出てくる「ロンリ・ロンリー」は印象的だし音にハマりすぎてるし、ちょっとダサいのにキャッチーでさすがです。
当時小学4年生だった僕には「思い出だけ心の性感帯」の意味は分かりませんでしたが、大人になった今でも分かりません。
THE YELLOW MONKEYの「BURN」という曲にも「思い出だけが性感帯」という歌詞があるので、ちょっと大人の色気的な部分で意識したのかなと思いました。
晴一は昔から「曲が呼ぶ歌詞を書く」ということを言っていますが、少し無機質さも感じるデジタルロックなこの曲にでさえしっかりとハマる歌詞を書けるのはほんとすごいなぁと思います。「アポロ」も同じくですけどね。
MVについて
この曲は首を吊る綱だったり、頭を打つピストルだったり、死を連想させるアイテムが出てくるんですよね。それが「ヒトリノ夜」とどう関係があるのかわからないですが、MVの中のメンバーはとりあえずかっこいいです。
特に昭仁くんが本当にカッコ良すぎる。上のサムネもだし、途中で縄を持ってるところとかめっちゃかっこいいよね。
MVのフルバージョンが公開されている間に是非とも何十回でも見てください。
「ジレンマ」
「ラスト1曲!ジ、レンマー!!!」でお馴染みのライブ定番曲です。
この曲がいつ頃からアンコールの定番になったのか実は知らないのですが、僕が初めてDVDを買った「74ers」ではすでにアンコールで歌っていましたね。
正直言ってそんなに好きな曲というわけではなかったので、この曲を最後に持ってきてあんなに盛り上がっているということにびっくりしました。
でも今ではライブに欠かせない曲になったなと思います。「Please say yes, yes, yes」をやたらと押していた時期もありましたが、やっぱり「ジレンマ」でしたね。
Tamaが脱退してもう18年が経とうとしていますが、彼が作った曲がこうやって、ライブのたびに1番最後に披露されて、会場にいる全員で盛り上がれること、アホになれることを本当に嬉しく思います。
先日行われた17th ライブサーキット "続・ポルノグラフィティ"でも披露されていました。最終日の配信では全ての曲で歌詞が表示されていたのですが、もちろん「ジレンマ」の時も歌詞が表示されていて。
改めてジレンマの歌詞を文字に起こして読むのはなんかシュールだなと思いました(笑
晴一の歌詞の中でもあまりじっくり読むタイプの歌詞ではないですよね。
いや、僕が知らないだけで「ジレンマ」でさえも深く考察している方がいるかもしれませんね。
もしいたら、どんな考察をしたのか教えてください。
「ヒトリノ夜(Backing Tack)」
今では珍しいカラオケバージョン!
この後のシングル「ミュージック・アワー」までにはBacking Trackとして収録されていましたね。
これをきいて昭仁のコーラスを覚えたりしたものです。特にBメロとか。
一緒に歌おうとするとコーラスにめっちゃつられるっていうね。
サビの「ロンリ・ロンリー」と「壊れそうな」の部分のコーラスもいいですね。
上で話したアコギの音やサビのストリングスの音を聞くにはもってこいのトラックですね!
最近は滅多にカラオケバージョン収録されないですからね。
一番直近だと「ブレス」とかかな?
「青春花道」と「東京デスティニー」は"オリジナル・カラオケ"という表記で入っていましたね。懐かしい。
終わりに
ということで、勢いのままに取り留めもなく書いてきました。
過去の作品をじっくり振り返ってみるというのもいいですね。
自分が今ままでどうやってポルノの音楽に触れてきたか、初めて聴いた時何を感じたか、あの頃自分が何をしていたかとか、いろいろなことを思い出せます。
今回は1月26日リリースの「ヒトリノ夜」でした。個人的に初めて買ったシングルなので、この記事のシリーズの一発目には相応しかったと思います。
次は2月リリースのあの作品です。
2月は豊作ですからね。全作品書き切るために頑張ります。
それでは、読んでいただきありがとうございました!
また次回。